No.3 回答内容 |
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回答日時:2007年04月22日 17:13 |
以前ウチで飼っていた雄猫も噛みグセのあるコでした。
一般的に仔猫は、親猫や兄弟猫達と遊んだり喧嘩ごっこをしたりすることで、“噛むと噛み返される”“噛まれると痛い”ということを学習して行く動物と言われています。所が、最近のペットブーム等で、生後間もなく親兄弟から引き離されて新しい飼主のもとへ貰われて行き、これらのことを学習する時間のない猫が増えています。
一般的に猫が飼主を噛むのは、“遊ぼうよ!”“喧嘩ごっこしようよ!”等の合図だと言われています。なので、噛まれた時に猫を叱っても猫は何故自分が叱られるのか理解できません。逆に、人間が喧嘩ごっこの誘いに応じたのだと勘違いし、更に激しく噛んで来たりすることが多いようです。
こうした場合、最も効果的な方法は、他にもう一匹猫を飼うことだと言われています。遊び相手の猫が出来れば、仔猫は遊びたいという自分の欲求を満たすことが出来、更に“ごっこ”の際の噛み方の加減も自然に学習して行くことが出来ると言われています。
ただ、これ以上猫を飼うのが難しい、という場合は、飼主さんが猫のストレスを発散出来る位に遊んであげる以外に方法はありません。これはかなり難しいことだと言われていますが…。
猫は犬程上下関係を求めない動物ですが、自分よりも相手の順位が高いか低いか位は理解出来ます。そして人間が猫よりも順位が低くなるのはあまり好ましくないことです。
ウチの猫も大変気性の荒い猫で、一時期は家族を通院させる程激しく噛んだことがありました。猫の躾をするには、“噛んだ時に大きな物音をたてて脅かす、または大声を出す”“霧吹きで後ろから水をかける”などと言われていますが、ウチの猫にはこれらの行為は一切効果はありませんでした。
最後の手段として、噛まれたら“頭ではなく、お尻を叩く”“出来れば素手ではなく、テイッシュの箱などで叩く”これらを徹底して行いました。そうすることで、少しずつ“人間を噛む”、という悪いクセも徐々になくなって行きました。(注:猫の躾では一般的に体罰は好ましくないと言われていることをご承知置き下さい。これは本当に最後の最後の手段です!)
そして最後になりますが、とっておきの魔法の呪文をお教えします。
「猫は一年経てば嫌でも大人になります」
仔猫はいつまでも遊びざかりの仔猫のままではないんです。
どんなに酷い噛みグセのあるコでも、是非愛情たっぷりに育ててあげて下さい。それが飼主さんの務めでもあり、喜びでもありますから(願)。
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